ご相談の多い症例

身体の痛みで
お困りの方へ

身体の痛みでお困りの方へ

肩・腰・膝などの関節痛や、筋肉の違和感・しびれは、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。当院では、薬物療法、物理療法、運動療法を中心とした保存的治療に加え、装具やテーピング、再生医療など多角的なアプローチで痛みの原因に対応します。患者さま一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた診療を心がけ、再発防止や機能回復を目指します。どんな些細な痛みでもお気軽にご相談ください。

どんな痛みで困っていますか?

首や肩のこり、腰の重だるさ、膝の痛み、関節の違和感、手足のしびれや力の入りにくさなど、日常生活で感じる体の不調は多岐にわたります。たとえば「朝起きると腰が痛い」「長く歩くと足がしびれる」「肩が痛くて腕が上がらない」「階段の上り下りがつらい」など、痛みの感じ方や困る場面は人それぞれです。原因も、筋肉の緊張や関節の炎症、神経の圧迫、骨の変形や骨粗しょう症、さらには内科的な疾患が関係していることもあります。放っておくと症状が進行し、日常生活に支障が出たり、回復までに時間がかかったりすることもあります。当院では丁寧な問診と検査をもとに、一人ひとりの症状に合った適切な治療をご提案します。「これくらい大丈夫」と思わず、気になる痛みや違和感がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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首・肩まわりの痛み

長時間のデスクワークやスマートフォン操作、睡眠姿勢などが原因で首や肩に負担がかかり、こりや痛みが起こります。頸椎症やストレートネック、肩関節周囲炎(五十肩)などが見られることもあります。動かすと痛む、腕が上がらない、振り向くのがつらいといった症状が特徴です。

背中・腰の痛み

背中から腰にかけての痛みは、筋肉の疲労や姿勢の悪さ、腰椎の変性などが原因となります。急性のぎっくり腰や慢性の腰痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などが代表的です。立ち上がるときの痛みや、長時間座ったあとの違和感、歩行時の腰の重だるさなどが見られます。

膝・股関節の痛み

膝や股関節は体重を支える重要な関節のため、加齢や運動、過度な負担で痛みが出やすい部位です。変形性膝関節症、関節唇損傷、軟骨のすり減り、成長期のスポーツ障害などが原因となることもあります。階段の上り下りや正座がつらい、歩くときに違和感があるといった症状にご注意ください。

手・肘・足首の痛み

手や肘、足首などの末梢関節の痛みは、スポーツや仕事による使いすぎ、加齢や外傷などさまざまな要因によって起こります。腱鞘炎、ばね指、テニス肘、足関節捻挫、アキレス腱障害などが該当します。動かすと痛む、力が入りにくい、腫れがあるなどの症状が見られます。

しびれや力の入りにくさ

神経が圧迫されたり、障害を受けたりすることで、手足にしびれや脱力感が出ることがあります。頚椎症性神経根症、腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、手根管症候群などが原因の一例です。長時間のしびれが続く、物が握りにくい、足に力が入りづらいといった場合は早めの診察が大切です。

日常生活で困る場面

「朝起きたときに体がこわばる」「椅子から立ち上がるときに痛い」「歩くと足がしびれる」「買い物袋を持つのがつらい」など、日常のちょっとした動作に支障が出ることはよくあります。加齢や運動不足だけでなく、病気やケガが潜んでいる場合もあるため、違和感のある方はお気軽にご相談ください。

痛みの主な原因は?

整形外科領域の痛みは、関節や筋・腱、靱帯、神経、骨などの組織に生じる炎症や損傷、加齢に伴う変性が主な原因です。例えば、変形性関節症や椎間板ヘルニア、腱炎、神経圧迫、筋筋膜性疼痛症候群などが挙げられます。また、長期間の不良姿勢や過負荷、筋力低下によっても痛みは慢性化しやすくなります。痛みは単なる症状の一部にすぎず、その背景にある病態の的確な診断と、原因に即した治療が重要です。気になる症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

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筋肉のこり・筋膜炎

長時間の同一姿勢や反復動作、精神的ストレスなどによって筋肉が緊張し、血流が悪くなることで、筋肉内に疲労物質が蓄積されて痛みが生じます。さらに、筋肉を覆う筋膜に炎症が起きると、筋膜性疼痛症候群(筋膜炎)として慢性的な痛みの原因になります。肩こりや腰の重だるさ、動作時の痛みなどが典型的な症状です。

関節の炎症・変形

関節内で炎症が起こると、腫れ・熱感・痛み・可動域制限が生じます。加齢や使いすぎにより関節軟骨がすり減る変形性関節症、自己免疫の異常によって関節が破壊される関節リウマチなどが代表的です。進行すると骨の変形や可動域の低下が見られ、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

靭帯・腱の損傷

靭帯は関節を安定させ、腱は筋肉の力を骨に伝える重要な組織です。転倒やスポーツ中の急激な動き、過度な負荷によって靭帯が伸びたり切れたり(捻挫・断裂)、腱に炎症が起きたりする(腱炎)と、痛み・腫れ・動きの制限が出現します。膝の前十字靭帯損傷、肩の腱板損傷、アキレス腱炎などが多く見られます。

神経の圧迫

骨や椎間板、靭帯などの構造が神経を圧迫すると、鋭い痛み、しびれ、脱力、知覚異常が起こります。代表的な疾患として、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、頸椎症、坐骨神経痛などがあります。圧迫の程度や部位により、症状は軽度の違和感から強い神経症状までさまざまです。早期診断と適切な治療が重要です。

骨粗しょう症・骨折

骨粗しょう症は骨密度が低下し、骨がもろくなる疾患で、特に閉経後の女性や高齢者に多く見られます。背骨や大腿骨、手首などの骨が軽微な外力で骨折しやすくなり、知らないうちに骨折して慢性的な痛みにつながることもあります。当院では骨密度測定による早期発見と予防的治療を行っています。

成長やスポーツによる痛み

長時間のデスクワークやスマートフォン操作、睡眠姿勢などが原因で首や肩に負担がかかり、こりや痛みが起こります。頸椎症やストレートネック、肩関節周囲炎(五十肩)などが見られることもあります。動かすと痛む、腕が上がらない、振り向くのがつらいといった症状が特徴です。

内科的・代謝性の疾患

内臓疾患や全身性の代謝異常が、整形外科的な痛みとして現れることもあります。たとえば糖尿病性神経障害による手足のしびれや痛み、腎不全に伴う骨代謝異常、甲状腺疾患、痛風による関節炎などです。単なる整形外科的な問題ではない場合もあるため、必要に応じて内科的な検査・連携も行います。

当院で行う検査と診断

当院では、問診・視診・触診に加え、X線(レントゲン)検査や超音波検査、さらに院内設置のMRIを活用して、骨・関節・筋肉・靱帯などの状態を正確に把握します。MRIによる精密検査は、早期発見・早期治療に非常に有効です。検査結果をもとに、患者さま一人ひとりに最適な治療・リハビリプランを立て、的確な診断と丁寧な説明を行っています。

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問診・視診・触診

症状の経過や痛みの部位・強さ・動作時の状態などを詳しくお伺いし、患部の腫れ・変形・可動域制限の有無を視診・触診で確認します。症状の背景や疾患の可能性を判断する基本かつ重要な診察です。

画像検査(レントゲン/MRI/骨粗鬆症/超音波/)

レントゲンでは骨折や変形性疾患、関節の隙間などを評価します。MRIは靭帯・半月板・椎間板などの軟部組織の状態を詳細に把握可能です。超音波検査は筋・腱・関節内の動態評価に優れており、リアルタイムで確認できます。骨粗鬆症の評価にも画像所見が活用されます。

骨密度測定(MA法)

MA法(Metacarpal Index法)により、短時間で手軽に骨密度を測定します。骨粗鬆症の早期発見と予防に役立つ指標として用いています。

血液検査

関節リウマチなどの膠原病のスクリーニング、炎症反応(CRP、白血球)、骨代謝マーカー、貧血、腎・肝機能など、全身状態や炎症の有無を多角的に把握し、診断・治療方針の決定に活かします。

治療とリハビリテーション(治療や一般的な療法の説明)

当院では、関節や筋肉の痛みに対し、薬物療法・注射・物理療法などを用いた保存的治療を行います。さらに理学療法士による運動療法や動作指導を通じて、日常生活への早期復帰と再発予防を目指したリハビリテーションを提供しています。

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保存的治療(薬物・物理・運動)

手術以外の治療で、自然治癒力を活かしつつ、痛みの緩和と機能改善を図ります。
・薬物療法:鎮痛薬、消炎鎮痛剤、筋弛緩薬、関節内注射(ヒアルロン酸など)を使って症状のコントロールを行います。
・物理療法:電気刺激(低周波・干渉波)、温熱(ホットパック・超音波)、牽引などを用い、血流改善や疼痛緩和を図ります。
・運動療法:リハビリスタッフの指導のもと、ストレッチや筋力トレーニングを通じて、関節の柔軟性や筋力バランスを整え、機能改善を促します。

生活指導・セルフケア

日常生活での悪い姿勢や動作の積み重ねが痛みの原因になることが多いため、その改善が重要です。
・動作指導:起き上がり方、立ち上がり方、物の持ち上げ方など、関節に負担をかけにくい動作を指導します。
・姿勢改善:猫背や反り腰などを矯正し、背骨や関節への負荷を減らします。
・セルフケア:自宅でできる簡単なストレッチやアイシング、筋力トレーニングなどを指導。患者様の生活に無理なく取り入れられるよう工夫します。

装具・サポーター・テーピング

関節や筋肉にかかるストレスを軽減し、安静や動作制限を保つ目的で使用されます。
・装具:特に膝や足首、脊椎などに使用され、関節の変形や損傷を防ぐためのしっかりとした支えになります。術後の固定にも使われます。
・サポーター:伸縮性のある素材で、関節の可動域を制限せずにサポートし、日常生活や軽運動の際の安定性を高めます。
・テーピング:スポーツ現場などでよく用いられ、筋肉や腱の動きを補助し、ケガの予防や再発防止を目的に行います。医療者による正しい貼付が効果を左右します。

ブロック注射

先進的な治療法を取り入れ、難治性の症状や機能障害に対して新たな選択肢を提供します。
・ブロック注射:神経ブロック(硬膜外ブロック、神経根ブロック)などを用いて、痛みの伝達を一時的に遮断。強い痛みや神経症状に対して即効性があります

手術治療が必要な場合

保存療法で効果が乏しい場合や、構造的な損傷が大きい場合には、手術治療を検討します。
・手術の適応:骨折、靭帯断裂、重度の変形性関節症、椎間板ヘルニアなど。
・連携体制:専門病院や整形外科医と緊密に連携し、診断から紹介、手術、術後のリハビリまで一貫したサポートを行います。
・術後ケア:退院後もリハビリや生活指導を継続し、再発防止と早期の社会復帰を支援します。 必要に応じてセカンドオピニオンのご案内も行い、患者様の納得と安心を重視しています。

身体の痛みに関してよくある質問

診療科目

整形外科 / リハビリテーション

診療時間

受付時間日祝
9:00〜12:00
15:00〜19:00
・・・ 9:00〜13:00
・・・ 休診日:木曜、土曜午後、日曜・祝日

※ 平日(月・火・水・金)の午後のリハビリは14:00スタートです

アクセス

〒491-0934 愛知県一宮市大和町苅安賀山王72
・観音寺駅から徒歩10分

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受付時間 : 9:00-19:00
 休診日:木曜、土曜午後、日曜・祝日